GPSによる調査は厳禁ですよ

 別れさせ屋

■ お客様の調査依頼-体験談
「別れさせたい」の相談にて、よく耳にする事があるのですが…。
対象者となる方が住所不明の際に調査会社・探偵・別れさせ業者にて特定する作業を行います。その際に「GPS」を車に設置して居場所を特定した。との事例をお聞きします。調べる側としては安全・効率的で安価に済むので以前からGPSで調べる業者は多いです。
しかし!
他人の車に無許可でGPSを設置するのは、色々と問題がありますからね。絶対にしてはいけない行為です。調査会社から「GPSを付けましょうか?」と提案があったとしても、その提案には乗ってはいけません。
もし、その車が事故に遭ったら?
もし、その車が車検に出したら?
もし、その車をコーティングに出したら?
もし、防犯カメラに映っていたら?
そのGPSから所有者を割り出して、設置した業者が特定されると行政指導の対象となり、依頼者の開示にまで進む可能性があります。そうなると調査対象に依頼者が誰なのか?まで分かってしまい、依頼の目的と反した状況になってしまいますからね。

弊社でも「GPSが使えたらなぁ」と思うシーンは多いですが、厳禁としていますので配偶者の浮気を調べる以外は行わないようにしています。恐らく、どちらの業者様も同じで使いたいけど…そのリスクを考えるとできませんし、その特定した情報の使途を考えると依頼そのものが適切なのか?と考えるのではないでしょうか。

● GPS設置の危険
① 駐車場に入ってGPSを設置した(不法侵入)
② GPS設置時に車に傷がついた(器物損壊)
③ プライバシーの侵害
④ 迷惑防止条例(つきまとい行為)

これらの可能性があります。
GPS設置が合法となるのは、既婚関係で配偶者(妻や夫)の浮気を調べるため。との理由がある場合です。なので、未婚・浮気の関係ですと配偶者ではありませんので①~④のどこかに該当する恐れがあり、それらを使って調べるのは避けるべき行為と言えます。

● 住所不明をどうやって調べるのか?
アナログな方法ですが、「尾行」により特定する方が安全です。例えば、勤務先・立寄り先が分かってれば退勤を尾行することで「自宅」の特定は可能です。また、復縁したい彼女と新しい彼氏との別れさせ希望・復縁希望の場合。
彼女さんを尾行・張込みして、接点のあった男性を尾行することで「自宅」は特定可能です。自宅が特定できれば、朝の出勤を尾行することで「勤務先」の特定も可能となります。ただ、このようなケースではストーカー規制法・抑止として特定した住所の報告は控えさせて頂くことが基本となります。

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